ありがとう

今日、ほかの方のブログを読んでいたら、母親についても触れられたブログでした。
23回忌だそうで、うちもそういえばその位？と考えたらおそらく来年23回忌。

私が大学生の時で、倒れたその日に亡くなった。死因は解離性動脈瘤。
あまりに突然で、実感がなさすぎて、当時、夢の中のような奇妙な感覚で日々を過ごしたな～と思い出した。

仕事で朝早くて夜遅い、出張も多くて家にいなかったから、ひょっこり帰ってくるんじゃないか、なんてことも当時暫く思っていた。
そして、たいして親孝行もできなかったと後悔した。

なのに、
20年も過ぎるとそんな自分の気持ちも薄れ、最近、姉との軋轢を自覚したことがあり、
その姉の母親に似ている部分から、母親に対しても悪い記憶が蘇り、思い出すのがちょっと嫌になっていた。

でも、その方のブログで、ウルフルズの「かわいいひと」を聴いたら、
涙がどばぁ。
うちの母親もかわいいひとだったなぁ。と思い出せました。

命日も近いし、この時期に思い出せて良かった。

感謝です。

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陽射しの輪郭

窓の向こうには隣の赤い瓦屋根が1ｍ先まで迫っている。

暦では９月に入ったにもかかわらず、相変わらず陽射しが強い。

ふと、瓦屋根の上を黒いものがひらひらと舞っているのが見えた。

黒い蝶かな？　と凝視すると、2頭の蝶の影だった。

強い陽射しで影とは思えないほどくっきりとしていた。

本体を見ようと視線を上げて見るが、軒の上にいるようで見れなかった。

くっきりとした輪郭の影は、本体を見せないまま、

変わらずひらひらとダンスをするように舞っていた。

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