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子宮頸がん 体験記-5(病院受診) [子宮頸がん]

<2010年3月24日(水)>
~病院受診~

クリニックの先生が取ってくれていた予約日。
ここの病院は、受付をすると呼び出し端末(携帯みたいなもの)が出され、各自それを首にぶら下げ、待合室の前で待たなくても、自分の番が近くなると「待合室でお待ちください」と表示される。
そして、自分の番になると、「〇番へお入り下さい」と表示される。
退院した後も頻繁に通うはめになるが、このシステムのおかげで、下のカフェで時間を潰したりかなり時間を有効活用できた。(もちろん電波の届く敷地内にはいないとダメだけど)
(このシステムがめちゃくちゃ便利なんだけど、今は引っ越してしまったので別の病院に定期検査に行ってるが、こんな良いシステムを使っている病院はまだ見た事ない。)

それはともかく、
婦人科部長の初診枠で受診。
(恐らくこの初診枠の予約を取るのにクリニックの先生は急いでたのかも。逃すと1週間受診日がずれるだろうし)
MRIも血液検査もしてあるので、だいたい状態が分かっていたらしく、
この日、腫瘍マーカーを増やしてもう一度血液検査を受ける事になったものの
「来週、入院できますか?」
と言われた。
以前、子宮内膜症で入院した時は、3か月待ちだった。(別のもう少し小さい病院の時)
内心、「どひゃ~!!」である。
「ら、来週ですか??」
「うん、早い方がいいから」
おりしも3月である。期末決算の時期。。。
「え~と。仕事の事もあるので、来週はちょっと難しいんですが。2週間後とかは?」
「そうね。仕事の都合もあるだろうから大変だろうけど、最長で10日位かな」
急いだ方が良い事は明白である。どうしても年度末の締め日は外せないので4/2(金)まで仕事すれば最低限はクリアできると思い、4/5(月)の入院予定となった。
入院は初めの2週間くらいは検査入院で、その後手術の予定と言われた。

普通は手術の前日に入院することが多いが、(子宮内膜症で入院した時もそうだったし、姉が子宮筋腫で入院した時もそんな感じだった)、悪性腫瘍の場合は、もし他の臓器に転移していたら手術内容も変わるのだろう。
この時の私はそこまで深く考えなかった。
先生も気を使っていたのか、軽い感じに手術の前に色々検査しておいた方が良いから。というぼんやりとした表現だったと思う。

この日は一人で受診したが、先生に「血液検査の結果が2日後に出るので、その時はご家族の方と一緒に来てください」と言われた。
(おお~!ドラマのようなセリフだ~。なんてのんきに思いながらもブルーである)
そして2日後の4/26(金)は姉と一緒に受診。
血液検査の結果はやっぱりアウト。
帰りに入院準備の説明を受けて帰る。

そして初診日から入院までの約10日間怒涛の日々が始まっていた。
水曜の初診の後、上司に報告し、不在中の仕事の代役をどうするかとか相談し(何せ部内で同じ仕事をしている人がいなかったのだ)、通常の仕事をこなしながら、不在中の引継ぎと入院の準備に追われる。
病気の心配より、とりあえず現実問題を処理する日々。
入院してからの方がある意味、楽だった。
かくして、何とか仕事業務や引継ぎを終え、土日で入院に必要な物を準備し、クリニックを受診してから1か月も経たない内に入院することになったのである。





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子宮頸がん 体験記-4(クリニックから電話) [子宮頸がん]

<2010年3月18日(木)>
~クリニックから電話~

13日(土)にMRI検査を受けて、2週間後の27日(土)にクニリックで結果を聞く予定だった。
しかし、検査後5日目の昼にクリニックから電話が入った。
仕事中で出れなかったので、留守電を聞くとすぐ連絡して欲しいとのことですぐ折り返した。
すると、検査結果が出ているので今日か遅くとも明日には来て欲しいと言うのだ。
これはヤバい話か?
クニリックの人は電話口でははっきり言わないが、結果を早く聞きに来いという事は芳しくない結果なのだろう。
予定も入って無かったし、結果が気になるので、その日の会社帰りに行くことにした。

会社から一度家に戻り、車でクリニックに向かった。
車を運転しながら、そうは言っても大丈夫だろう。と自分に言い聞かせていた。

クリニックに着き診察室に通されると、先生から説明を受ける。
血液検査の結果:腫瘍マーカーに引っかかってること。
(この時腫瘍マーカー3種類行ない、CA125というマーカーが基準値を超えていた)
MRI検査の結果:子宮頸部に約4㎝の腫瘍が見てとれること。
そして、先生の方ですでに地域で一番大きい病院への予約を取っている事を説明される。
私が来院した時間ではすでに予約受付時間を過ぎて予約できなくなるので、一日でも早い方が良いから取っておいたという事だった。
先生が予約してくれた日は、翌週の水曜日だった。

血液検査の結果表を渡され、MRIの画像を見せてもらいながら説明を受けても、何だか現実感が薄かった。そして予約された日がすぐだったので「そんなすぐ行った方が良いんですか?」と間抜けな質問をしてしまう。
すると先生から、何があっても会社休んでこの日に病院に行くように、と念を押された。
そして私は、どのくらい重大かと「悪性の可能性はどのくらいですか?」と聞いた。
先生は「ん~。8~9割くらいの可能性かな」と話してくれた。
8~9割ってほどんどじゃん!とショックだったけど、言ってくれてすっきりもした。

自分で思ってたよりショックだったのか帰りの運転は少し注意力が散漫しているように感じたので
かなり安全運転をしていた。
その時、片側2車線でガラガラの車道(確か夜7時くらいだがそこの道はいつも空いている)を走っている時、横断歩道のない場所を4車線横断するにはゆっくりな歩みで横切ろうとしている人が視界に入ったので、減速して止まった。
ちょうどその時、急いでいたのか私の左車線を一台の車が進行してきたが、ぎりぎりで歩行者に気づきそちらの車も止まった。
歩行者は何事もなかったかのように横切って行った。
気づいて止まって良かった。とか、隣の車も気づいて止まって良かった。とか思いながらもそんな危ない状況だったのに、これもあまり現実感がなく夢を見ている感じだった。

今思うと、あんな日に事故に会わなくて良かった。シャレにならない。としみじみ思う。
そして、検査結果を予定より早く聞きに行かなきゃいけない状況の時は、車で行ってはいけないなと思う。
そういえば、昔彼氏の母親が亡くなって、手続きであちこち行かなきゃ行けない時、危ないからと彼に運転させずに私が運転してた。人のことは見えるけど、自分のことは見えてないものですね。
今更ながら自分を過信しちゃいかんな、としみじみ。
この過信で退院後も色々と失敗したな、と今になって思う。




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子宮頸がん 体験記-3(MRI検査) [子宮頸がん]

<2010年3月13日(土)>
~MRI検査~

さて、前回クリニックに行ったらMRI検査を薦められて受ける事に。
クリニックにはさすがにMRIはないので、検査を受けるためクリニックで予約を取ってくれた先は、
クニリックの近くにある人間ドックなどが主なCTやMRIなど画像診断専用の施設だった。
病気の疑いがあってクリニックからの紹介での検査なので、そういう施設でも保険は適用された。

MRIを初めて受けるので、かなりドキドキで、しかもパニック障害でもあった私は
めっちゃ不安を抱えながら行った。
受付をすませ、検査着に着替えて待つ。
呼ばれてMRI室に入ると、MRIがあった。
CTがドーナッツなら、MRIは奥行きがあるのでバームクーヘンのようだと思う。

検査技師にパニック障害で狭い所が苦手なのを告げると嫌な顔ひとつせず、
気分悪くなったりしたらこれを押して下さいと、優しい対応でナースコールのようなスイッチを渡してくれた。
パニック障害の人にとってこのスイッチは命綱のように感じる。
なので、私はそれを落したりしないようしっかりと握りしめる。

造影剤が投与され、お腹と胸がぽわんと熱くなる。
造影剤による異常が出ないのを確認し、いよいよバームクーヘンの中へ。
MRIは音がうるさいので、ヘッドホンをつけてくれます。
ヘッドホンからは優しい音楽が流れているのでそちらに意識を集中。
それでもガンゴンとMRIの音が全く聞こえないわけではないので、結構な音なんだろうと思う。

癒し音楽のおかげと、スタッフさんの優しい対応と握りしめたスイッチがある安心感で
意外にもリラックスして30分を乗り切った。

この時は、こんな本格的な検査は初めてだったのでドキドキして行ったけど、
施設のスタッフさんは受付も看護師さんや検査技師さんも優しい方達だったので
安心して受けられました。

そして検査が終わり、検査結果は前回受診したクニリックに送られるので
2週間後位にクリニックから結果が聞けます。という事でした。
クニリックからもそう言われてたので、検査から2週間後の日付ですでに予約は取ってあった。
ヤバかったら検査当日に、何か言われるのかな?とかも思ってた私は、検査先でも結果は2週間後です。と言われ、なんだ大丈夫そうじゃんなんて勝手に思って、面倒な用事をすませた解放感を感じつつ帰途に着いた。

まさかこの後、2週間も待たず怒涛の日々が待ち受けているとも知らず。。。




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子宮頸がん 体験記-2(クリニック受診) [子宮頸がん]

<2010年3月8日>
~クニリック受診~

不正出血が一時止まったものの、またぶり返していたので、
クニリックに行こうと思いつつ3月になった。

中学の時からの友達と久しぶりに会う約束があって
その日を過ぎてから行こうと3/8(月)に受診予約。
どこのクニリックが良いか分からず、ネット(当時ガラゲー)で検索した。
隣の市にあった良さそうに思えるクリニックで初受診。

当日は、内診と血液検査。
内診後に先生から、
「MRI撮った方が良いわね。検査は別の施設になるけど今週の金曜か土曜はどう?」と言われる。
病院で検査、と言われたことがある人は分かると思うけど、そんなに心配ない場合は翌週以降が普通である(と私は思っている)。
「え?今週ですか?」
「うん。早い方が良いと思うのよね。今確認したら金曜か土曜に予約取れるって」
微妙なニュアンスが漂っていたので早々に受けた方が良いんだと感じ、仕事のない土曜に予約した。

それでもこの時は、大したことないと思っていた。




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子宮頸がん 体験記-1(前触れ) [子宮頸がん]

<2009年12月>
~前触れ~
12月頃から不正出血が起こるようになった。
その時34歳。それまで不正出血があった事は一度もなかった。
そして少し生理が遅れた月でもあった。
生理痛は痛み止めを飲む必要がある時はままあったが、
20代で子宮内膜症になっていたので、その時の痛みに比べたら普通にある痛み程度である。

ちょうどその時に派遣で働いていた会社の同僚が不正出血でクリニックに行ったら
ホルモンバランスの崩れだったという話を聞いたところだった。

なのできっと私もその程度だろうと、医者に診てもらうこともなく
サプリメントで様子を見ることにした。
ビタミンEはホルモンバランスを整えると聞いたので、ビタミンEを摂ってみた。
すると効果があって、不正出血も止まった。

そして、そのままサプリを摂り続け2か月が経過。
するとまた不正出血が起こった。
そこで初めて医者に診てもらった方が良いかな。という気になった。






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子宮頸がん 体験記 [子宮頸がん]

8年前に子宮頸がんになった。
その頃から現在までの事を書こうとずっと思っていたけど、
日常に追われ、そして精神的にも客観性をもって書けない気がしてそのままになっていた。

今やっと書こうかという気になった。
また日常に追われて書けなくなるかもしれないけど。
書いたら辛いのを思い出して途中で嫌になるかもしれないけど。
とりあえず、書き始めてみる。





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