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子宮頸がん 体験記-4(クリニックから電話) [子宮頸がん]

<2010年3月18日(木)>
~クリニックから電話~

13日(土)にMRI検査を受けて、2週間後の27日(土)にクニリックで結果を聞く予定だった。
しかし、検査後5日目の昼にクリニックから電話が入った。
仕事中で出れなかったので、留守電を聞くとすぐ連絡して欲しいとのことですぐ折り返した。
すると、検査結果が出ているので今日か遅くとも明日には来て欲しいと言うのだ。
これはヤバい話か?
クニリックの人は電話口でははっきり言わないが、結果を早く聞きに来いという事は芳しくない結果なのだろう。
予定も入って無かったし、結果が気になるので、その日の会社帰りに行くことにした。

会社から一度家に戻り、車でクリニックに向かった。
車を運転しながら、そうは言っても大丈夫だろう。と自分に言い聞かせていた。

クリニックに着き診察室に通されると、先生から説明を受ける。
血液検査の結果:腫瘍マーカーに引っかかってること。
(この時腫瘍マーカー3種類行ない、CA125というマーカーが基準値を超えていた)
MRI検査の結果:子宮頸部に約4㎝の腫瘍が見てとれること。
そして、先生の方ですでに地域で一番大きい病院への予約を取っている事を説明される。
私が来院した時間ではすでに予約受付時間を過ぎて予約できなくなるので、一日でも早い方が良いから取っておいたという事だった。
先生が予約してくれた日は、翌週の水曜日だった。

血液検査の結果表を渡され、MRIの画像を見せてもらいながら説明を受けても、何だか現実感が薄かった。そして予約された日がすぐだったので「そんなすぐ行った方が良いんですか?」と間抜けな質問をしてしまう。
すると先生から、何があっても会社休んでこの日に病院に行くように、と念を押された。
そして私は、どのくらい重大かと「悪性の可能性はどのくらいですか?」と聞いた。
先生は「ん~。8~9割くらいの可能性かな」と話してくれた。
8~9割ってほどんどじゃん!とショックだったけど、言ってくれてすっきりもした。

自分で思ってたよりショックだったのか帰りの運転は少し注意力が散漫しているように感じたので
かなり安全運転をしていた。
その時、片側2車線でガラガラの車道(確か夜7時くらいだがそこの道はいつも空いている)を走っている時、横断歩道のない場所を4車線横断するにはゆっくりな歩みで横切ろうとしている人が視界に入ったので、減速して止まった。
ちょうどその時、急いでいたのか私の左車線を一台の車が進行してきたが、ぎりぎりで歩行者に気づきそちらの車も止まった。
歩行者は何事もなかったかのように横切って行った。
気づいて止まって良かった。とか、隣の車も気づいて止まって良かった。とか思いながらもそんな危ない状況だったのに、これもあまり現実感がなく夢を見ている感じだった。

今思うと、あんな日に事故に会わなくて良かった。シャレにならない。としみじみ思う。
そして、検査結果を予定より早く聞きに行かなきゃいけない状況の時は、車で行ってはいけないなと思う。
そういえば、昔彼氏の母親が亡くなって、手続きであちこち行かなきゃ行けない時、危ないからと彼に運転させずに私が運転してた。人のことは見えるけど、自分のことは見えてないものですね。
今更ながら自分を過信しちゃいかんな、としみじみ。
この過信で退院後も色々と失敗したな、と今になって思う。




タグ:子宮頸がん
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